TRAIN TRAIN (THE BLUE HEARTS)



栄光に向かって走る あの列車に乗っていこう
はだしのままで飛び出してあの列車に乗っていこう
 
その声は耳を澄まさないと聞こえない^^
その汽笛は耳を澄まさないと聞こえない^^
 

 
僕は、その駅のホームで耳をすましていたんだ・・・・
声が聞こえるというが・・・
汽笛が聞こえるというが・・・
 
目を閉じていると聞こえてきたんだ・・・・
僕を乗せる列車の汽笛が
 

 
この列車の行先はどこですか?
車掌さんが言う

栄光です・・・強く望むことがありますか?

僕だって、強く望んだことを紙に書いたさ・・・そして、その紙を強く握ったんだ><
その駅に群がる人たちのギラギラした目を見ていると、自信がなくなってくる・・・
 
これっ、と僕は車掌さんに紙を見せたんだ^^
 
誰よりもお金持ちになりますように
誰よりも強くなりますように
誰よりも幸せになれますように
 
車掌さんが言いました
ええ、これで乗車券になりますよ、この駅に到着できる人の倍率は40億倍です

40億倍?
僕はドキッとしたんだ
と、ぎゅうぎゅうの列車の中に目をやると、友達がいたんだ
少し青い顔をして・・

よく見ると、ホームにも友達がいっぱい・・・・
目をぎらつかせて・・・この電車に乗ると、あんな風に青い顔に変わるのだろうか・・・

お友達がいましたか? あなたはこれから望みを叶えるために、これから彼や彼女を蹴落とさないといけません
車掌は説明を続けた
 
誰よりもお金持ちになれるのは40億人の中で一人だけです
誰よりも強くなれるのは40億人の中で一人だけです
誰よりも幸せになれるのは40億人の中で一人だけです
残りの39億何千万人の人はなれないのです
ときに、あたなは大切な人を傷つけ、大切なものを捨てなければいけないかもしれません
強く望みますか?
 
シュンって、心の希望の花がしぼむ音が聞こえたんだ・・・
そんな・・・僕には・・・きっと大切なものや、信じてるものが・・・・
イヤだ><
僕は・・・・・
 
栄光へと続く列車は発射します^^ ご乗車されますか?
 
急いで乗車券を書き直した
 
聖者になんてなれないよ だけど生きてるほうがいい
 
少しだけでいいから、幸せと思える毎日を
少しだけでいいから、贅沢がしたいです
傷つきたくない、妬みはするのもいやで、されるのもいや、苦しいのもいやです
 
あと・・・僕はつづけたんだ・・・・・
 
自分を見失いませんように、人間でいれますように
お父さんやお母さんや・・・僕が生まれたことを祝福してるみんなをが望んで言うような・・・優しい人でいれますように!
 
はっと、僕は置いてきた恋人のことを思い出した
そして、強く望むことを一つ付け加えたんだ

大好きな彼女といつまでも幸せでいれますように

列車が出発の汽笛をならした
僕が慌てて車掌さんに渡すと、車掌さんはいったんだ^^
 
最初のお望みの倍率は、1.2倍です
次のお望みの倍率は、1.4倍です
次のは・・・・かなえられません、傷も妬みも苦しみもない人生なんてないですから
そして、次と次のお望みの倍率は・・・・・1倍です
この列車に乗る勇気があれば
 
最後の望みは・・・・
 
車掌さんはにこりと笑った
 
今のところ、1倍です
 
心が飛び跳ねて、僕は列車に飛び乗ったんだ^^
 
世界中に定められた どんな記念日なんかより
あたなが生きている今日は どんなにすばらしいだろう
 
するとね、いろんな声が聞こえてきた
車掌さんがいった
皆さんの本当の声ですよ、あなたは、それにのせて、本当の声を歌うのです
 
歌う・・・ハモる?
 
僕は、ちょっとふざけて言ったんだ
すると、車掌さんはもっとふざけて・・? いや真剣に笑って言ったんだ
 
ニゾンです!
 
TRAIN TRAIN 走っていけ TRAIN TRAIN どこまでも
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